kensilouのブログ

時代小説土方歳三アボルダージ

新時代小説土方歳三アボルダージ5

東郷平八郎が、双眼鏡で見渡していると(うん何だあの船は?)2隻の船が直角に甲鉄艦に向かって来ているのがハッキリと見えた。

ロシア、アメリカの旗を揚げているのを確認した東郷平八郎は、(ロシア、アメリカ船だがどうして?)と考えながら見ていると、近ずいていたロシア、アメリカの旗が下ろされ日本の旗があげられていた。

東郷平八郎は慌てて大声を上げた「ジャンプだー早く甲鉄艦に知らせろ!」と叫んだ。

一報蝦夷共和国(ジャンプ軍)は、宮古湾に入り目標の甲鉄艦をみつけるとそのまま進んだ。榎本武揚の指示されたようにアメリカ、ロシアの国旗が下げられて、各艦長から同時に声が上がった。「アボルダージ」「アボルダージ」掛け声と共に日本の国旗が上がった、回天、播竜の2隻は甲鉄艦の横つらにぶつかった

揺れる甲鉄艦にさっそく「相馬主計1番」と叫び甲鉄艦に飛び乗った。続いて「野村利三郎2番」と言って相馬隊に続いた。同時に春日丸から大砲が打ち鳴らされた、東郷平八郎は慌て双眼鏡からじっと見ていた。

甲鉄艦に乗り込んだ、部隊は甲鉄艦に乗り組んでいる新政府軍の兵士と戦い始めた。

播竜からも新選組、遊撃隊、将棋隊が乗り込んだ。土方歳三は全員が乗り込むのを見て最後に乗り込んだ。

すると鉄砲の音が聞こえガトリング砲が火を放ちだし、回天、播竜の兵士達がバタバタと倒れだしてきた、土方歳三は(急がなくてはいかんガトリング砲にやられ始めたくそう)影に隠れながらガトリング砲の側に来て様子を伺い見ると3人の兵士が操っていた。土方歳三はそのガトリング砲に切りかかり3人の兵士を瞬く間に切り捨てガトリング砲を奪った。